言霊(ことだま) 科学研究アップデート


昔から日本では #言霊(ことだま)ということが知られています。言霊とは言葉に宿っている不思議な影響力ということであり、古代の日本では、言葉の力が働いてその通りの現象がもたらされると広く信じられていました。


言霊と呼ぶと古めかしい少し怪しい響きがあるかもしれません。しかし言葉を用いてポジティブな効果を引き出すというのは、日本ばかりでなくアメリカなどでも広く知られています。それは #セルフ・アファメーション とか #ポジティブ・セルフトーク とか呼ばれて、#心理カウンセリング の療法として使われることも多々あります。


ところが言葉の持つ力が、どのようなメカニズムで人や物に影響を及ぼすのかはいまだはっきりとはわかっていません。しかし最近の研究ではストレスのかかるようなことをする前に、自分を励ます言葉を口にすると好結果が得られることや、脳波の変化などが報告されています。


カーネギー・メロン大学の研究によるとセルフ・アファメーションは、難しい問題解決する際に受けるストレスの軽減に役立つと発表しています。また学期の初めに生徒達にポジティブな言葉を繰り返させたところ、これを行わなかった生徒達との間に明らかな学力の差が認められ、それは学期が終わるまで続いたと報告されています。


では言霊、セルフ・アファメーションはどのように脳に変化をもたらすのでしょうか。 トロント大学とジョン・ホプキンス大学の研究グループは、学生をセルフ・アファメーションを行う/行わないの2つのグループに分け、その後「正」「誤」を瞬時に判定する作業をさせました。作業中に判断ミスをした場合は「不正解」というストレスの上がるメッセージが出ます。そして作業中に学生たちの脳の変化をEEGを使って測定しました。


するとアファメーションを行ったグループは、他グループに比べ集中力が高く、「不正解」のメッセージへの反応がゆるやかでした。その結果として「正」「誤」判定のタスクにおいても正解率が高いことがわかりました。


口に出す言葉の力はどうやら大きいようです。この力はポジティブな言葉だけでなく、ネガティブな言葉も同様に働くと考えられています。それを踏まえると自分が口にする言葉を本当に気をつけなくてはとつくづく思いました。


参考資料

カーネギーメロン大学の研究

トロント大学・ジョンホプキンス大学研究

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