​小さなミラクル通信

守秘義務尊重のため内容は著者の経験に基づいた創作です

赤ちゃんパワー


親戚の赤ちゃんを預かりました。


生後10か月のあゆちゃんという、とても可愛い女の子です。


ママがお出かけの間の数時間でしたが、あゆちゃんにとっては一大事。


ママがいなくなった上に、全然知らない親戚のおばさんにだっこされたのですから。


初めは悲しくて悲しくて大号泣!本当に切なそうに泣いているので、可愛いやら気の毒やら。それでもなんだか微笑ましくて、ニコニコしてしまいます。


赤ちゃんを見るだけで笑顔になる人が多いですね。


あのパワーいったいどこから来るのでしょう。


まだ世間のアカにまみれていない無垢なパワーでしょうか。


そして赤ちゃんは良い匂いもしますね。


そんなあゆちゃんは、だっこしてもお気に入りのおもちゃを見ても、涙涙が続きます。


一緒にいた私の母が見かねて、突然父の仏壇のおりんを鳴らしました。


するとその音に反応して、号泣がピタッと止まりました。


そしてその瞬間、あゆちゃんの体から力がふーっと抜けました。


母がおりんを鳴らすのを止めると泣き、また鳴らすとピタッと泣き止みます。


その様子が可笑しくて、母と私は爆笑を抑えきれません。


これを繰り返すうちにだんだん慣れてきたのか、おもちゃで遊びだしました。


その後もママを思い出しては泣いたり、おもちゃで遊んだり、おやつを食べたり、少し笑顔も出てきました。


そして最後はすっかり寝てしまいました。


ほんの数時間のことでしたが、とても色濃く幸せな時を過ごせました。


あゆちゃん、ありがとう。

0回の閲覧