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根府川駅に降りてみました
更新日:2021年4月13日
東海道線の根府川駅をご存知でしょうか。地元の人に聞いたところ昭和を彷彿とさせるその佇まいから、テレビドラマのロケ地になるような駅だそうです。
そんなに有名な駅だとは少しも知らずに降り立った時は、ザーザー降りの雨でした。線路の上にかかる狭い陸橋を渡り、改札口へ。
気が付けば、ここは無人駅でした。
今夜滞在するホテル行のシャトルが来るまで、小さな待合室で待っていると、近所の方でしょうか、たくさんの花をかかえた女性がやってきました。
そして待合室など数か所にお花を生け始めました。その色合いのきれいなこと。
きっとその女性の庭に咲くお花なのでしょう。地元の方がこの駅を大切にされる様子が感じられて、なんだかとても嬉しくなりました。
改札口の横には関東大震災の受難碑と池があります。受難碑前にも美しいお花が。本当にお手入れが行き届いてる駅です。
1923年に起きた関東大震災の折には駅舎と、丁度駅に進入中の電車が海底に沈んだのだそうです。百年以上前にできたこの駅には、そんな悲しい歴史もあったんですね。
梅雨真っただ中で生憎の雨でしたが、これもまた風情のある情景です。是非いつまでもこの駅が存在するようにと、願わずにはいられません。
向こうに海が見えるのがお分かりいただけるでしょうか。
グーグルからお借りした駅舎の写真を、合わせて掲載させていただきます。
このように美しい時期にも、また是非訪れたいと思います。
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