子供が泣き叫んだ時:さけること/すべきこと
更新日:2021年2月26日
外で泣き叫んでる子供を見かけることがありますね。
そんな時お母さんは本当に大変です。
昨日も近所の公園で泣き叫んでいる子供とお母さんがいました。
何気なく聞いていたのですが、お母さんの大声での受け答えがますます子供を興奮させていることに気づきました。
このような時はどのようにしたら、子供の大泣きを止めることができるでしょうか。
子供が泣き叫んだ時さけること
子供が泣き叫んだ時に、お母さんも大声になって叫ぶのは絶対に避けましょう。
昨日のお母さんも「ウ!ル!サ!イ!」と、大声で何度も叫んでいました。
すると子供はもっと興奮して、ますます大声で泣き叫びます。
また泣いている理由を聞き出そうとするのは逆効果ですね。
興奮している子供は混乱状態ですから、理論的に説明するのはまず無理です。
そしてこの時点でのルールの説明は、興奮状態の子供の耳には届きません。ますます興奮させてしまうような説教は避けましょう。
子供が泣き叫んだ時すべきこと
●子供が興奮している時
ここで必要なのは、お母さんも子供も少し興奮をさますことです。
お母さんの気持ちが落ち着くと、子供もお母さんの波長に合ってきます
もし抱きかかえられるくらい小さい子供であれば、泣き出したとたんサッと抱いて、すこし静かな場所に移します。
大きな子供であれば車や家などに連れていきます。
泣き止むまでお母さんは怒りをこらえて、子供に話しかけないようにします。30分くらいかかる場合もありますが、どうぞこらえて下さい。
お母さんが何も言わないと暴力をふるってくる子もいるかもしれませんが、それにもあまり反応しないように、手を抑える程度にしましょう。
●子供の興奮が収まったら
子供の興奮がすっかり収まったところで、泣いた理由を穏やかな声で聞いてください。
この時一番重要なのが、お母さんの気持ちが落ち着いていることです。
そして「そうか、.......だから泣いたのね。」と、子供言葉をいったん受け止めます。
子供が泣いた理由を理解した上で、社会ルール等のしつけをします。
お母さんの言ったことを子供が理解したかどうか確かめるため、「お母さんが今なんて言ったか言ってみて」と穏やかな声で聞きます。
子供が理解できたなと思った時に、抱きしめたり、頭をなでたり、「良くできました」と言葉がけをしましょう。
子供は怒るお母さんより悲しむお母さんに反応します。大好きなお母さんが悲しむのは、子供にとってつらいのです。
しつけの際は「お母さんはあなたがこんなことをすると悲しい」というメッセージを、怒りのメッセージの代わりに伝えましょう。
おさらい
●子供が大泣きしている時避けること
①大声で子供を泣き止むようしむける
②理由を聞き出そうとする
③ルールの説明、しつけ
●子供が大泣きしている時すること
①子供もお母さんも興奮をさます
②できれば子供を静かな場所に移す
③泣き止むまで子供に話しかけない
④暴力を振るう子にも手を抑える程度
●子供が少し落ち着いてきたらすること
①穏やかな声で泣いた理由を聞く
②子供の言葉を「そうだったのね」と一旦受け止める
③ルールの説明、しつけ
④子供が理解出来たら、ほめたり頭をなでたり抱きしめたりする
⑤子供はお母さんの悲しむ様子により注意をむける
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