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​小さなミラクル通信

守秘義務尊重のため内容は著者の経験に基づいた創作です

  • 執筆者の写真王丸典子

円満の秘訣は「噛み合わない会話から」


物事にこだわらないと、返って上手くいくことってありますね。その反面家族や友人とのたわい無い世間話でも、あまりこだわり過ぎると会話が刺々しくなったりもします。


「喧嘩が絶えない」と相談にみえるカップルの中には、日常会話の内容一つひとつにこだわり過ぎて、それが関係をよりこんがらがらせてしまっていることがよくあります。



例えば下のような会話の場合、


妻「山田さんちの息子会っても挨拶しないのよ。どういう躾けしてんのかしら」


夫「そういえば林さんとこの息子はサッカーやってるんだっけ」



上手くいってない夫婦だとこれに続く会話が、


妻「あなたはいつも私の話を聞いていないんだから」


夫「お前は大したことじゃないのに、すぐ大げさに言ってプンプンするのやめろよ!」

となったりします。


もちろん議論を戦わせなければならない重要な会話もありますが、それ以外の普段の会話はこだわらず流せるようになった方が、自分自身が楽になります。これは相手を認めたり許したりというより、むしろ結果的に自分を助けることに繋がります。


細かいことにこだわる会話から喧嘩という状態を続けていると、関係そのものがギクシャクして、重要な会話が必要な場合でも、まず有意義な議論は不可能になってしまいます。

世間話は内容が「正しくても正しくなくても大して問題ではない」と思うと会話を流しやすくなる


長年連れ添ってる仲の良い夫婦の世間話は、笑ってしまうくらい噛み合わず、しかしそれによってとても平穏な時間が過ぎていきます。


妻「メダカ専門店だって。専門店って、いったい誰が買うの?」


夫「メダカはいっぱい子供産むよ」


妻「きっとマニアが買うのね」


夫「田舎の田んぼにいっぱいメダカいたよなぁ。覚えてる?」


妻「このメダカ一匹12,000円だって」


夫「メダカは結構神経質らしいね」


この老夫婦はお互いの質問にちっとも答えていませんね。しかしそんなこと気にする様子もなく、メダカを通してなんとなく会話が進んで、時間がゆったり流れていくのが分かります。



いちいち食いつかないほうが世間話は上手く流れて、人間関係も向上します

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