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​小さなミラクル通信

守秘義務尊重のため内容は著者の経験に基づいた創作です

  • 執筆者の写真王丸典子

こころの壁を取っ払う法

更新日:2021年3月2日


「出来るわけないよ」と足を引っ張る声がささやく。


新しいことをやろうかなと迷う時はいつもこの声が聞こえていた。


今回も友人や夫が「サーフィンなんて五十近くなって無理だよ」と言ったわけではない。


たとえ笑われたって自分がやりたいんだから始めれば良かったんだ。こんな感じで何度やりたいことをあきらめたか。

きっと問題は私にある。


こう考えてC子さんは「フーッ」と小さくため息をついた。




どこからきたの、足を引っ張る声

ちょっと冒険するような時、足を引っ張る声に邪魔される。多くの人が経験するこの現象はなんだろう。


人は楽しくて幸せな生活を望むはずだ。ところが幸せや成功のチャンスが訪れた時、もう一人の意地悪な自分が「出来るわけないよ」とささやく。


その原因は不安感である。


失敗を恐れる不安。周りからどう思われるか不安。傷つくことに対する不安。みっともない自分の姿を見ることへの不安など。


心配性の人は特にその傾向が強い。そして不安が大きければ大きいほど足を引っ張る声も大きくなる。


C子さんはこの声に押されて随分やりたいことをやらずに来た。思い返すと後悔ばかりだ。平均寿命からするとまだ何十年もある残りの人生を、悔いなく過ごしたい。いったいどうすればいいのだろう。


足を引っ張る声「だまれ!」


不安が大きくなると意地悪なささやきが聞こえ始める。まるで電気のスイッチが入るように。それならそのスイッチを切れば良い。


とても効果的な方法がある。アメリカで痛みのクリニックやアスリートのトレーニングなどによく使われるイメージ療法だ。


やりたいことがあるのに「どうせだめだよ」「出来るわけないよ」という声が聞こえはじめたとする。あるいは言葉は聞こえなくてもなんとも言えない不安感が襲ってきたかもしれない。


そんな時は静かに目を閉じて大きなスイッチが目の前にあるのをイメージしよう。そのスイッチは今入っている状態だ。


スイッチを心の目で見つめながら大きく三回呼吸をする。そして「だめかもしれないけどやってみる」とか「後悔したくないからやってみる」と言いながら両手を使ってスイッチを切る。

次に自分がやりたいと思っていることをイメージする。C子さんの場合は、サーフィンの初心者クラスに参加して、とても楽しく波と戯れている様子だ。 

 

この時大事なのがサーフィンをしながら 「楽しい・嬉しい」と、感じている自分を想像すること。そして心が大きく広がっていく心地よさを感じたらイメージは成功だ。


不安感が出るたび、声が聞こえるたびに今のプロセスを繰り返す。



これを続けると次第に以前は出来なかったことに挑戦している自分を発見するはずだ。


新しい生き方をするときに出会う壁を乗り越える方法 メソッド要約


① 新しい挑戦に不安感を覚えたらまず大きく三回呼吸をする


② 目を閉じたまま大きなスイッチが入っている様子をイメージする


③ 「だめかもしれないけどやってみる」と言いながら両手でスイッチを切る


④ 自分がやりたいことに「楽しい」「うれしい」と思いながら挑戦しているイメージをする


⑤ 次第に心が大きく広がっていく様子をイメージする


⑥ ①~⑤を不安が出るたびに繰り返す


★ 新しい生き方を阻む壁はイメージを使えば乗り越えられる


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