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​小さなミラクル通信

守秘義務尊重のため内容は著者の経験に基づいた創作です

執筆者の写真王丸典子

自分を誤認逮捕した警官に遭遇、その時黒人青年は!


真面目に働く黒人青年ジェイミー・マクギーは、ある日違法薬物売買の罪で #逮捕 されました。全く身に覚えのことでしたが、警官アンドリュー・コリンズの #虚偽の申し立て で投獄されてしまいました。当時を思い出してジェイミーはこう言っています。「それですべてを失いました。その時の自分の目標は、出所したらヤツを見つけ出して傷つけることでした」


また警官アンドリューも当時を振り返ってこう言っています。「ジェイミーを逮捕した日は、朝から誰かを薬物不法売買で逮捕してやろうと決めてました。その結果はっきりした証拠もないのに、#無実 のジェイミーを #誤認逮捕 して監獄に送りました」。


しかしやがて警官アンドリューの数々の不正が発見され、警察文書偽造の罪で警官の職を失い、彼もまた一年半収監されました。ジェイミーは赦免されたものの、合計で4年間の監獄生活を余儀なくされました。


ジェイミーも元警官アンドリューもミシガン州ベントンハーバーという小さな町出身です。そして驚いたことに刑期を終えた二人は、昨年偶然にも同じカフェで働くことになりました。これは逮捕歴のある人たちの社会復帰サポートをしている団体を通して、二人が職探しをした結果のようです。


二人はテレビの取材に答えて下記のように話しています。


元警官アンドリュー:カフェでジェイミーと出会った時、申し訳なかったと言う以外他に言葉は見つからなかった。


ジェイミー:よく考えてみると自分が聞きたかったのは、彼からの謝罪の言葉だけだったんだ。


元警官アンドリュー:自分は彼にそのように言ってもらう価値がないのに、ジェイミーは自分を大好きだと言ってくれた。ありがたくて涙が止まらなかったよ。


ジェイミー :誰のために許したのかって?自分のためでも彼のためでもない。二人のためさ。自分は信仰心を持っていて社会の手本になりたいと思っている。だからそれを実践しないとね。


現在二人は単に同僚であるだけでなく大親友。何と「許しと償い」というテーマで一緒に講演活動もしています。


いまアメリカでは毎日のように黒人が、白人警官を襲うという事件が起きています。それは長期にわたる人種間の感情的わだかまりが根本的な原因です。もちろん人種とは無関係に良い人も悪い人もいるわけですが、それとは全く違う次元でグループ間の固定観念が存在しています。


しかしこのような個人と個人の地道な触れ合いを重ねることしか、グループ間の固定観念を崩すことは出来ないのかもしれません。


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