​小さなミラクル通信

守秘義務尊重のため内容は著者の経験に基づいた創作です

仰天!文化の違い


心理カウンセリング では 国際結婚 している方に多くお会いします。そういう場合もし問題が夫婦間のことであれば、カウンセリングをする上で夫婦間の 文化の違い や 言語の違い に注意を払う必要があります。


育った環境が違うことからくる夫婦間の摩擦は、日本人同士の結婚でも生ずることがあります。それに加えて国や話す言語が異なる場合は、本人たちも気づかぬうちに文化の違いが原因で大きな衝突になることもあるわけです。


あるアメリカ人夫と日本人妻のカップルがカウンセリングにやってきました。このカップルは結婚当初はとても仲が良かったのですが、2歳になる息子が出来て以来喧嘩が絶えなくなりました。


夫の主張は「妻のしていることは非常識」それに対して妻は「夫がなんであんなに怒っているのかわからない」と言うのです。


夫に詳しく怒りの原因を聞いてみると、子供が出来て以来妻は子供と一緒に別の部屋に寝るようになり、どうやらそのことに強いわだかまりを感じているようです。日本では、妻が小さな子供に添い寝するのはよくあることだと思います。


ところがアメリカ人夫にしてみると、自分自身も物心ついたころから一人で寝かされていて何の問題もありませんでした。それなのに妻がもう2歳にもなっている息子と寝るために、自分が一人で寝ているというのがどうにも納得いかない、と声を上げて主張しています。


そして夫が声を振り絞るようにして言ったのが「こんなこと恥ずかしくて自分の両親にも友達にも言えないよ。妻が夫婦の寝室で寝ようと思わないほど、僕がダメ夫だと皆に知らせるようなもんさ」だったのです。


これを聞いた日本人妻は大笑いして「そんなこと無いのに~ あなた繊細過ぎるよ~」と言っています。しかしこのアメリカ人夫は夫婦が一緒に寝ていないのは、夫婦仲が悪い証拠。そして妻は結婚生活に満足していないと思い込んでしまっていました。


何組もの 国際結婚カップル(外人夫と日本人妻のパターン)の夫が、同様の主張をしたことを考慮すると、これは単に「繊細過ぎる」では済まされないでしょう。


日本では「お母さんと小さな子供が一緒に寝る」のが普通に受け入れられることであるのに対し、アメリカをはじめ他の文化圏では「夫と妻は一緒に寝る」が普通のことなのです。

ここを理解した上で、どのように夫婦間の関係を良好に保つかを考える必要がありそうですね。



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プロフィール

米国・カリフォルニア・スクール・オブ・プロフェッショナル・サイコロジーで、心理学修士号及び心理学博士号取得。カリフォルニア州公認サイコロジスト。アメリカ心理学会正会員。アメリカ軍契約サイコロジスト。

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