• 王丸典子

投薬治療と心理カウンセリングはどう違う


#心理カウンセリング#投薬治療 の違いは何ですかとよく質問されます。体に合う薬があって安定すれば、別にカウンセリングは必要ないのでは、と思われても無理もないことですね。しかしそこには大きな違いがありますので、解り易く説明したいと思います。


サンディエゴで精神科医として活躍されているマイケル・タカムラ先生の説明がとても解り易く、私もよくマイケル先生の説明を拝借してクライアントさんに違いを伝えます。マイケル先生と私はそれぞれの立場から同じ患者さんを多数治療した同士でもあります。


説明1:野球選手

あるところにとても有能な野球選手がいました。この人は身体的能力は群を抜いて長けているのですが、子供のころから気が小さくてここぞという時にヘマをします。まだ中学校や高校の頃は、気の小ささをカバーするほどの身体能力で大活躍出来ました。


しかし大学野球やプロになると重圧はドンドン加算され、ヘマばかりが目立つようになりすっかりスランプに陥りました。そして終いにはバッターボックスに立つことさえ出来なくなってしまいました。


投薬治療はこの場合野球選手をバッターボックスに連れてくることを可能にします。しかしバッターボックスでこの選手が最大限に能力を発揮出来るのを可能にするのはカウンセリングです。なぜならカウンセリングは少しずつ #ストレスに負けない心 を作る手助けをするからです。


説明2:火災

#うつ気味 の多くの人が不安感も経験し、また不安症の人に #うつ症状 の出る場合もあります。ですから治療にはしばしば #抗うつ剤 と #抗不安剤 を併用します。そこでこの「火災」の説明が解り易いかと思います。


抗うつ剤=たとえ火災が起きても大火事にならないよう徐々に助ける

抗不安剤=火災が起きた時に速攻で鎮火を助ける

カウンセリング=なぜ火災が起きるのかを時間をかけて探り、 火災そのものが起きないよう助ける


説明3:ハードウェアとソフトウェア

最後は治療をパソコンの修理に例えた説明です。投薬治療はあたかもハードウェアの修理であり、心理カウンセリングはソフトウェアの修理だというのです。パソコンもハード、ソフト両方が稼働しないと役に立ちません。


この説明が最近マイケル先生が一番気に入っていると言われます。なぜならハイテック/軍事産業が多いサンディエゴは、土地柄そのような企業に働く患者さんが多く治療に訪れます。若者やハイテック・軍事産業従事の患者さんにこの説明をすると一番ピンとくるようです。


#心理カウンセリングと投薬治療の違い を少しお分かりいただけたでしょうか。もちろんカウンセリングを受ける人に投薬治療を強要することはしませんし、反対もまたしかりです。しかし症状によっては、カウンセリングと投薬治療の両方を受けることが絶対に不可欠な場合もあります。



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