​小さなミラクル通信

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イメージ療法とは

最終更新: 3月3日

イメージ療法 というのは耳慣れない言葉かもしれません。英語だとimageryと呼ばれ、 心象または画像という意味、つまり心に浮かぶ イメージ ということ。


アメリカの医療現場では、イメージ療法は心身の 健康増進 や 症状緩和 に用いられています。特に慢性疼痛、心配性、うつやストレスの症状軽減に有効です。


私が以前勤めていたサンディエゴ市のシャープ病院痛みのクリニックにおいても、イメージ療法は盛んに使われていました。


私たちが心の中に思い描くイメージとは思考の流れであり、その流れは五感を使って見る聞く感じる嗅ぐそして味わうことから生まれます。


思考の流れは 潜在意識 へのアクセスを可能にするものであり、イメージを用いると深く根を下ろした 思考のゆがみ を矯正することができるのです。


またイメ―ジとは非論理的かつ直観的な知恵が、心に映し出す画像だという考え方もあります。


現代人は多くの ストレス を抱えて生活していて、このような生活は心身に少なからず影響をもたらしています。カンザス州立大学の研究によると、医療機関や心理カウンセリングクリニックを訪れる人の85%の訴えはストレスが原因だそうです。


状況的にストレスの基になる原因は変えられなくても、ストレスを上手く処理して心身に悪影響を受けないようにすることは可能であり、イメージ療法 はそれを可能にする一つの方法です。


イメージ療法 実例


男性は八方ふさがりの状況からここ数週間抑うつ感を感じていた。


これから行うイメジュリーを使った治療の前に、カウンセラーは男性にリラックスする必要性を述べ、意識して息を三回するよう指示した。


鼻から吸って、口からゆっくり長く吐く。吸うより吐くほうが長い。そして吐き終わる時に体から力が抜けるようなイメージで三回行う。


次にカウンセラーは二人で汽車に乗っているところをイメージするよう指示し、車窓から何が見えるか、汽車はどちらの方向に向かっているかとたずねた。


どちらと言われてもと少し困惑しながら、男性は見える景色の説明と共に汽車はどこかに向けて横向き(水平)に走っていると述べた。


するとカウンセラーは、もし汽車が空に向かって(垂直)走ると、何が見えるだろうかと聞いた。


このカウンセラーの言葉で、男性の中に空から見た景色がパーッと浮かび、それと同時に何かから解き放たれるような解放感を覚えた。


(参考資料 エプスタイン著 Healing Visualizations )


上記は単純でありながら、男性の思考にインパクトを与えたイメージ療法の一例です。

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