• 王丸典子

ギフトボックスの不思議

最終更新: 2018年2月9日


ある時すこぶる不器用な私が、#キルト作り に熱中したことがあります。きっかけは「#グッドナイトムーン」という映画です。それは余命いくばくもない母親が、幼い子供に手作りキルトを残すという話でした。


そのキルトは子供の成長記録写真を布にプリントして、ほかの美しい布地と共に縫い込むというものでした。この「写真を布地にプリントして縫い込む」というアイディアに私はノックアウトされました。


ちょうどそのころ孫の生まれた友人がいて、赤ちゃんの写真プリントを縫い込んだおくるみキルトを送ることにしました。自分でいうのも気が引けますが、出来栄えは不器用者が作ったとは思えないほど可愛いかったです。


ところがそのキルトを入れてきれいに包装するための箱がありません。そのころの私は薄給にあえぐ #ワーキングガール(古いですねこれも映画の題名です)で、その箱が買えないのです。数日間こんな箱がほしいなと思いながら過ごしました。


そしてある朝。その日は早出で7時半ころ出社し、#キュービクル と呼ばれる自分のオフィススペースに着きました。余談ですが、皆さんも映画などで知っているかもしれませんが、アメリカの会社のデスクは私のような平社員でも高いパーティションに囲まれたプライベート空間です。


早朝でだれもいないオフィスはシーンとしています。そしてふとデスクに目をやると白い空箱が置かれているではありませんか。誰が置いたんだろうと思ったのですが、心当たりは全く有りません。だって誰にもキルト作りしてることを話してなかったのですから。それにしてもこの箱、キルトを入れるのにぴったりのサイズです。


嬉しいような狐につままれたような感じでいると、次第に上司や同僚が出社してきました。その人たちに箱を置いたかどうか聞いて回りましたが、答えはすべてNO。少し興奮した私の様子を見て、彼らはどうしたのかと思っているようでした。


箱ですか?もちろんありがたく使いましたよ。


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