恥かき英語日記
1986年にアメリカに渡った頃の私の #英語力 たるや、英語圏に引っ込すこと自体無謀と言わざるを得ない実力でした。当たり前ですが観光旅行ではないので、着いた翌日から家探しや電話ガス水道の申し込みなどをすることになりました。
もちろん作業はすべて英語で行いますから、yes, no, thank you 位しか言えなかった私には、突然初級以下から超上級の実地訓練が始まったような経験でした。とにかく頑張って何とかなるようなレベルではなく、その時は幸いにもとても親切な日本女性の助けを借りてやっと新生活をスタートすることが出来ました。
しかしその後も英語がわからないための失敗続き #恥のかきどうし で、あとで思い出して大笑いがたくさんありました。
そのお洋服シックですね
アメリカ生活も少し落ち着いたころ、とても上品な白人の女性と知り合う機会がありました。その人の装いがステキで、思わずシックですねと褒めたたえました。しかしその婦人は目を白黒させて答えに窮していたので、内心私何か変なこと言ったかしらと思い調べると、chicはシークと発音するというではありませんか。
そしてシックは皆さんご存知の病気という意味の他にむかつく、吐き気がするという意味があるのだそうです。本当に自殺したいほど恥ずかしいと思った瞬間でした。
何をかじるの have a bite
語学学校に行き出したころは楽しくて、週末にはいろいろな国から来たクラスメートと遊びに出かけました。ある時何かのイベントに行くことになりました。するとクラスメートがイベントの前にyou wanna have a bite?と聞いてきました。
バイトって何をかじるの?と聞くと、It's up to youと答えます。もうここから話がややこしくなって..... クラスメートが私が何か食べたいか聞いていたこと、食べ物はあなた次第よ(it's up to you)と言ってたんだとわかるにはまだまだ時間がかかりました。
来ないとは言ってなかったのに can't make it
ある時我が家でパーティーをすることになり、語学学校のクラスメートを招待したました。当日皆が集まって楽しいパーティーでしたが、一人だけ来ない人がありました。その人は金曜日にcan't make itとは言ってましたが、来ないとは言ってなかったのにと思い月曜日に聞いてみると、だからcan't make it 「 行けないわって」言ったじゃないとの答え。
私はてっきりその人が作ってくると言っていたデザートが作れなくなったと言ったと思い込んでいたのでした。またもや冷や汗!
Make loveとMake leftを聞き間違える
フランス訛りの強いクラスメートがしばらくぶりに学校に出てきたのでどうしていたのか聞くと、車の運転中に追突されて入院してたというのです。つたない英語で状況を詳しく聞こうとしたら、"make love"している最中に追突されたというではありませんか。えっ、運転中に恋人とmake love!!
あんまりビックリしてフランス女は聞きしに勝る情熱家だと思っていたら、make a left 左折しようとしているところに暴走車に追突されたと言ったのを、私が聞き間違えたと判明。私よりずっと聞き取りの出来る日本人クラスメートに教えてもらい一件落着。でもこの勘違いで友人仲間でかなり盛り上がることが出来ました。
I'm sorryはやめてくれ
日本語の「すみません」感覚でI'm sorryを連発するのは、英語になれてない日本人の特徴です。渡米当初は私もごたぶんに漏れず、何か質問する前にI'm sorry、ありがとうのかわりにI'm sorry、お願いする時にI'm sorryとやってました。すると英語学校の先生に「そのやたらにI'm sorryというのをお願いだからやめてくれ!」と言われてしまいました。言葉はやはり日常的な習慣に見合った使い方をしないといけないんですね。コミュニケーションは難しい..........
いま思い出すだけでも、#汗の出る経験 がいろいろありました。しかしその時はこの世の終わりかと思っても、あとになると大笑いとなることってありますよね。
Commentaires