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必見!心の健康で心臓病をふせぐ
更新日:2021年3月1日
ここ20年ばかりアメリカでは #うつ病と #心臓病 の関係性や罹患率の研究が進んでいます。研究によると #うつ にかかったことのある人はそうでない人に比べ、4倍の確率で #心臓疾患 を患う可能性があると述べています。また別の研究では心臓病の患者でうつ病を併発している人の死亡率が高いと発表しています。
うつ病患者に特有なのが、恒常的な #ストレスホルモン(コーチゾルやアドレナリン)の過度な分泌や交感神経の働き過ぎです。これが心臓疾患を引き起こす一つの要因と考えられています。
また心拍の増加、高血圧や血液凝固もうつ病のもたらす身体症状であり、これが心臓病を引き起こしたり悪化させる要因です。うつ病患者は精神的には強い焦燥感を持ちながら、身体的にはストレスホルモンを出し続ける状態が続くため、心臓への負担は計り知れないものがあります。
つまり気持ちはとてもダウンしているのに、体内では全力疾走する時のような状態です。このようなアンバランスな状態が長く続くのは、当然無理があるわけです。
心臓疾患を防ぐ心の健康実現には
アメリカ政府機関で精神疾患の予防と治療の研究を行っているのがナショナル・インスティテュート・オブ・メンタルヘルス(#NIMH)です。NIMHの見解によると、うつ病から派生する心臓疾患を予防するためには、次の3つを同時に行うことが最も有効です。
1.定期的な心理カウンセリング
2.抗うつ剤
3.運動
現状の保険制度では、日本において定期的なカウンセリングを受けることは難しいかもしれません。早く一般の方が気軽にカウンセリングを受けられる社会になることを心から願っています。
参考資料
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