​小さなミラクル通信

守秘義務尊重のため内容は著者の経験に基づいた創作です

54歳でつわり?ウツ症状のめまいと吐き気


サンディエゴに住むその女性の生活は、半年くらい前に娘さんが結婚して、30年ぶりに夫婦二人の生活になりました。


それとほぼ同時に旦那さんが長く務めた仕事をリタイアして、家にずっといるようになりました。


もともと口うるさい旦那さんでしたが、初めて24時間一緒にいると、鬱陶しさは想像をはるかに超えてました。そしてこのころから体のだるさを感じるようになり、明るく活動的だった女性は性格も変わってしまったと思うようになりました。


初回のこの女性の訴えは「めまいと吐き気がして何も食べられない。こんなことが続くと死ぬのではないかととても不安」でした。吐き気は30年前に娘さんを妊娠してた時のつわり とそっくりだというのです。


めまいと吐き気 の症状を改善しようと、あらゆる検査や何人もの医者の診断を受けました。しかしそのたびに言われたのが「体に異常はありません。心の問題だから サイコロジスト のところに行って下さい」でした。


そして私のクリニックにやってきたのですが、女性はこれが心の問題だとは思っていないのです。私もそれまで多くのウツ患者と面談しましたが、つわりとそっくりの吐き気がずっと続くというケースはあまりなかったので、どのように対処していくのが一番良いか試行錯誤でした。


まず身体症状を少しでも向上させるため、精神科医から薬を処方してもらうことを勧めました。薬は トリプタノール(三環系抗うつ剤)と 抗不安剤 が処方されました。トリプタノールは副作用の心配があるので、精神科医との面談も週に一度行われました。


週一回60分の心理カウンセリングでは、話すことにより気持ちを吐き出すこと、同時に 自律神経安定 のトレーニングを行いました。自律神経安定のトレーニングは、呼吸法 を習得して自律神経を安定させます。


この間精神科医と私は頻繁に連絡を取り合い、どのようにすると的確な治療が提供出来るか話し合いました。この女性のような精神疾患の場合は、*精神科医と私のようなサイコロジストの連携プレイは、アメリカではとても一般的です。


この女性は生活の変化から #うつ状態 になり、自律神経のバランスが極端に崩れたことからめまいと吐き気の症状が現れました。心理カウンセリング+投薬+自律神経安定トレーニングの組み合わせ治療を8か月続けて、女性の症状はほぼなくなりました。


 *アメリカのメンタルヘルス治療の仕組みー精神科医は医者で薬を処方するのに対し、サイコロジストは心理テストや心理カウンセリングを行います。両者の連携プレイが一般的です。


自律神経安定の呼吸法トレーニングは下記のYoutubeビデオを使えばあなたも出来ますので、ぜひお試しください

 

音が出ますので気をつけて




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プロフィール

米国・カリフォルニア・スクール・オブ・プロフェッショナル・サイコロジーで、心理学修士号及び心理学博士号取得。カリフォルニア州公認サイコロジスト。アメリカ心理学会正会員。アメリカ軍契約サイコロジスト。

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