top of page

​小さなミラクル通信

守秘義務尊重のため内容は著者の経験に基づいた創作です

執筆者の写真王丸典子

今の私があるのはアイスのお陰です


アイスのことを考えると平常心を失います。一番好きなアイスは下の写真のようなソフトクリームがウエハースコーンの中にはいっているもの。この写真を見るだけで喜びで体がザワザワ、ちょっと鳥肌ものです。ものすごく単純です。


アイスを支える入れ物は、絶対ウエハースコーン派。ワッフルコーンは甘すぎて、アイスのおいしさを殺します。










私の原点、銀の器に入ったアイス・ウエハース付き


私とアイスの出会いは古いですよ。何しろ60年も前ですから。当時は余程お金持ちの家にしか冷蔵庫はありませんでした。我が家はもちろんありません。


ですから右の写真のようなアイスをレストランで食べたのが、多分最初だったと思います。2歳くらいの私はアイスを食べたレストラン付近を通ると、必ず「アイチュチュメー」と叫び続け父をグッタリさせたそうです。


ウエハースコーン派になったのも、この原体験にあるかもしれません。このアイスには必ずウエハースがついていましたから。



そしてこういうアイスには絶対左の写真のような四角いアイスクリーム・スプーンが不可欠でした。これがまた幸福感を増すんです。







小学生位になると手に入るアイスのチョイスもぐーんと増えました。いろいろな種類を食べたと思うのですが、写真のメロンアイスはよく食べたのを覚えています。はっきり言うとそんなに美味しくはなかったのですが、この形に惑わされて毎回買ってしまった感じです。


この外見から、めったに口に入らない本当のメロンの美味しさを体験出来るのでは、と錯覚してしまうのです。しかし一口食べて「あれっ?ちょっとちがう」と感じながらも、もったいないから最後までもちろん食べます。でも食べ終わった後、なんだか肩透かし食らったような不満足な気持ちが残りました。



家でも冷凍保存出来るようになると、母が手作りアイスをよく作ってくれました。一番覚えているのは、上の写真のようなイチゴアイスです。生のイチゴを少しつぶしてイチゴミルクを作り、型に流し込んで凍らせます。凍るまで待ってる時間の長かったこと。ただちょっとイチゴが凍ってガリガリなのが気になりました。





マクドナルド アイスクリーム・コーン食べ歩き


時は流れアメリカに渡ってからは、なかなか自分のイメージのアイスに出合うのは難しかったです。アメリカはアイスの本場と思う方もあるかもしれませんが、私はアイスに関しては、自分の哲学がありうるさいんです。値段が高いから良いわけでも、量が多いから良いわけでもありません。でもお断りしておきますが、とても自分勝手で程度の低い哲学です。

そんなわけでアメリカでアイス行脚をつづけていたところ、ある時マックでお好みのソフトアイスを発見しました。値段は90セントから1ドル20セントの間。マックはフランチャイズなので、店によって値段が違うのです。


汚い店でも1ドル以上する場合もあるし、良い地区にあるとても綺麗な店で90セントで売られていたりもします。そしてなるべく年若いアルバイトの店員に頼んだ方がアイスの盛りが多いです。熟練店員や店のオーナーはちょっとけちんぼですね。サンディエゴ、オレンジ郡、LAなど、随分いろいろなマックにアイスを食べに出かけました。


最近のお気に入りアイス


日本帰国以来どこに行っても美味しいアイスが売られていて、本当にうれしく思っています。そして最近のお気に入りは上の写真のようなバニラとチョコのソフトアイスです。チョコはちょっとほろ苦いのが好みで、それがバニラの甘さを緩和して全体的なおいしさが倍増です。


疲れた時や自分へのプチご褒美はこのアイスで決まりです。

閲覧数:3回

Comments


New Posts

bottom of page