視覚 聴覚 それとも行動タイプ?
学習したり記憶したりする際、あなたはどのような方法だと一番能率が上がりますか。
学習や記憶のタイプには大きく分けて視覚(Visual) 聴覚(Auditory)そして体の動きを用いる運動/行動(Kinesthetic)の3つがあると言われています。自分や子供の学習タイプを知ることが、学習能力の強化につながります。
この3つの学習法は頭文字を取ってVAK学習法と呼ばれていて、異なるタイプの人が広く学べるように、学校などではこの3つすべてをカバーする学びの場を提供することが望まれています。
視覚(Visusal)タイプ
視覚タイプの人は目から入る情報が、学習効果アップにつながります。日本人はこのタイプが最も多いそうです。
これは一説によると日本語で使われる漢字には、その文字に意味が含まれており、目から入る情報が理解に繋がる経験を長年しているからだとも言われています。
これに反して欧米人には視覚タイプの人が少ないのは、アルファベットの一文字を見ても何の意味も含まれていないので、視覚から理解する能力がそれほど発達しなかったのではないかとも考えられています。
とても面白いのはアメリカのニュースでは地図やグラフなどはあまり使われず、アナウンサーがしゃべり続けるのに対し、日本のニュースではビジュアル・エイドを駆使して説明するところですね。
視覚学習を助けるアクティビティー
教材内容のアウトラインを作り繰り返し見る
グラフやチャート、イラスト、地図などを活用する
試験勉強にはグラフやチャートを見ずにそれが描けるよう練習する
教材内容を名刺大のカードに書きとめ、繰り返し見る
教材内容のDVDを繰り返し見る
聴覚(Auditory)タイプ
聴覚タイプの人は、教材を声に出して読んだり、サマリーを自分自身や仲間、あるいはレコーダーに向かって話したり、繰り返し聞いたりすることが最も有効な学習法です。
聴覚学習を助けるアクティビティー
教材にざっと目を通しながら、要点を声に出す
教材をもとに声に出して自分自身で問答する
教材に関してグループ・ディスカッションをする
教材内容のテープを繰り返し聞く
運動/行動(Kinesthetic)タイプ
最後が運動や行動、体を使って学習するタイプです。
このタイプはシーンとした邪魔の入らない場所では、返って学習効果が上がりません。
また授業など受けていても、ただ先生の言うことを聞いているよりも、聞きながらノートを取ることが効果的です。それはノートを取ることにより、絶えず手を動かすことが出来るからです。
教材を読む際もただ黙々と読むのではなく、アンダーラインを引いたり要点をハイライトしたりすることで理解が深まります。また表やグラフを描く行動を通して、教材内容が記憶として定着します。
視覚タイプの人はグラフや表を繰り返し見ることで、運動/行動タイプの人はそれを描くことで学習するわけです。
運動/行動学習を助けるアクティビティー
体を動かす動作をを加える アンダーライン/ハイライト
音楽をかける
体のストレッチをしばしばする
クーシュボールや粘土を手で触りながら学習
クーシュボール
ガムや飴をなめながら勉強する
学んだことを頭の中でビジュアル・イメージ化
教材内容をタイプする
運動/行動タイプの人はシーンと一人で勉強するよりも、スタバなどザワザワしたところや、テレビが大きくついていたほうが勉強がはかどるというから驚きです。私は完全な視覚学習タイプなので、とても優秀な級友が試験勉強は必ずスタバかテレビつきでないと出来ないと大真面目に言っていたのは驚きでした。
あなたやお子さんは、どの学習タイプでしょうか?
下記のサイトを参考にしました
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