薄毛とたるみ vs 肥満と身体機能
テレビはサスペンスものが好きで、昼間放映される番組なども録画して見たりします。その中には20年くらい前の再放送もあり、私が経験しそこなった日本文化の1ページを見るようで、そういう意味からも興味深いものがあります。
番組の途中で流れるCMは普段は飛ばしながら見るのですが、それでもやはり時々目につきます。昼間のCMターゲットは、50代後半+なのでしょうね。ですからほとんどの商品内容は、育毛促進やカツラあるいはシワ・たるみ・シミ防止という物ばかり。
年齢的に私もついうっかりCMに引き込まれそうになることもあります。そんな時は「敵も消費者の心を鷲掴みにする術を心得ているのだ」と、関心したりしています。
50代後半+にとって薄毛抜け毛は、性別問わず気になる話題なのでしょう。
CMの傾向も国が変わるとずいぶん違いますね。4人に1人が体重オーバーだと言われているアメリカでは、肥満は深刻な健康問題です。
そんな背景から、CMも減量プログラムやダイエットピルはが圧倒的に多いですね。
日本でも最近は目を見張るような減量プログラムのCMを目にすることがありますが、アメリカの場合はビフォーの体重が半端じゃありません。この写真の女性達、右側の写真が同一人物に見えますか。
そしてもう一つアメリカでしばしば目にするのが、男性機能回復・向上のサプリCMです。プロゴルフやアメフトの試合の合間に流れるCMは圧倒的にこれが多くて、スポーツの試合を見る消費者の男心をくすぐるのが目的かと思われます。
もちろん薄毛・抜け毛・植毛のCMもありますが日本程頻繁ではなく、かつらのCMに至ってはあまり見た記憶がありません。それは日本に比べると、禿げていることを気にしたり、他の人が笑いものにしたりしない傾向があるからでしょうか。
CMもターゲットとなる人々の文化によって、ずいぶん異なりますね。気をつけてみていると、まだまだ面白い発見があるかもしれません。
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