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​小さなミラクル通信

守秘義務尊重のため内容は著者の経験に基づいた創作です

執筆者の写真王丸典子

自己肯定感↑は自己批判をやめると可能


自己肯定感をアップしたいと希望する方のお話を聞いていると、真面目で謙虚な人が多いですね。そのような人達はあまり自分を主張することなく、周りとの調和を大事にします。


言いたいことや自分の嗜好を言葉にせずに飲み込んでしまうことも多く、本当の気持ちを無視して相手や周りに合わせようとします。しかしそれが心の中で消化不良を起こしている場合もあり、得体のしれない欲求不満や不安感を呼び起こす原因となったりします。


自己批判癖で自己肯定感↓

そして自己肯定感をアップしたい人達のもう一つの特徴が、癖になっている「自己批判」です。

「本当にいつもダメだなぁ」

「なんて情けないんだ」

「分かっているのに、絶対できないよね」

など、何かにつけて自分を査定して厳しい評価を下します。


これは長年に渡り築きあげられたパターンで、日ごろの生活の中でどんどん出てくる自動思考の中に、ガッチリと根を下ろしています。多くの場合は無意識で、面談中に私と話をしている時にもしばしば出てくるので、そのような場合は指摘させていただきます。


自己批判癖のある人に

「子供のころ親に褒められたことがなくて」とか

「親からいつも批判されていました」


という人がありますが、これは親御さんの子育てスタイルを自身でも踏襲して、自己批判を繰り返すパターンが出来上がったものです。


無意識に出る自己批判は意識するとストップできる


自分の行動を見直して反省するのと、不必要な自己批判を繰り返すことは全く別物ですね。


自己批判を続ければ続けるほど、自己肯定感は低下してしまいます。不必要に自分を批判する癖は、百害あって一利なしです。


もしあなたが自己肯定感をアップしたいのであれば、是非意識を持って変えていきましょう。悪癖をなくしたり良い癖をつけたりするためには、まず「それをやろう」と、心に決めることがファーストステップです。


そして自己批判が出るような瞬間は、どのような状況かを認識して「またやりそうだから気をつけよう」と自分に語りかけます。


そしてここが重要なポイントですが、つい癖で自分を批判してしまった時に、さらに「分かっているのにダメな奴だなぁ」と、批判の上塗りをしないことです。


長年培ってきた癖がすぐに100%消えることはありません。自分に優しく、ゆっくり育て直す気持ちで続けてください。


おさらい

①自己批判をやめようと心に決める

②自己批判をしそうな状況に気づいて、批判する言葉を言わないよう/思い浮かべないよう心掛ける

③すぐ100%出来なくても当然と自分に言い聞かせる


★自己肯定感は自己批判をやめるとアップする

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