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笑いの威力
更新日:2021年3月11日
昔からの言い伝えやことわざには、真実が隠されていることが多いですね。
「病は気から」や「笑う角には福来る」も、人間が長い歴史から得た知恵が詰まったことわざです。
ちょっとブルーに感じている時にお笑い番組などで大笑いをすると、なんだか少し気分が変わるという経験ありませんか。
アメリカでは医療における笑いの効果の歴史は13世紀までさかのぼり、外科治療のいたみ軽減としてユーモアが用いられたそうです。またここ20年ほど 補完医療 の現場では、これらのことわざの真理に近い治療が多く行われるようになりました。
アメリカ各地にあるガン専門病院 CTCA (Cancer Treatment Centers of America)の マインド・ボディ科 では 笑いのセラピー を患者に施しています。患者は最先端のガン治療と共に、週に一度笑いの グループセラピー に参加します。
やり方としては、リーダーを中心に輪を作って並び、指先を自分の頬やおなかに当てながら「ハッハッハッ.....」とか「ヒヒヒヒ....」と音を発するのです。すると笑いは伝染し、メンバーはやがて何が可笑しいのか考える暇もなく、大笑いが止まらなくなるのです。
このセラピーが患者の心を軽くし、恐怖心 や 無気力感 を減少します。すると「病は気から」で、通常のガン治療に対する患者の身体反応も著しく向上するそうです。
このお話を心理カウンセリングの時にすると、信じられない人が多いのです。でもためしにやってみて下さい。5分もすると心身になんとも言えない変化を感じるようになりますよ。
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