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​小さなミラクル通信

守秘義務尊重のため内容は著者の経験に基づいた創作です

  • 執筆者の写真王丸典子

男のだけに独り占めさせたくない本


『男の子のやる気を引き出す朝のことば』という新刊本を読みました。

これは大阪市の清風中学・高等学校校長、平岡宏一先生の朝礼でのお言葉が、一冊の本にまとめられたものです。

とても読みやすい文章は、まるで私も朝礼に参加しているかのように感じます。

難しい精神論だけを話されるのではなく、様々な人の生き方に照らし合わせて説明されていることから、お話の趣旨がスーッと頭に入っていきます。


自利利他を追及して豊かな人生を送る

お話の根幹にあるのは、「自利利他」の精神、すなわち自分を高め幸せにすることにより、周りの人の役に立ったり幸せに貢献するというものです。

自利というのは精神を鍛えることにより自分に利益がもたらされるということで、これは心理カウンセリングにおいて、クライアントが試行錯誤しながら心を健康にしていくこととよく似ていると思いました。

清風中学・高等学校は仏教思想を中心とした宗教教育を実践されていることから、宗教思想に基づいたお話も出てきます。

しかしその教えは宗教を超えて、人が幸せで豊かな人生を歩む上でのたくさんのヒントを与えてくれます。

また気持ちが少し落ち込んだ時も是非手に取りたい一冊で、必ず元気を与えてくれることでしょう。


医学・心理学・宗教が一つになる

平岡先生が男子校の校長先生だから『...男の子のやる気...』というタイトルになったのでしょう。しかし読み進むうちに、この内容を男の子だけに独り占めさせるのは、納得いかないと思うようになりました。

「あと千年もしたら、医学、心理学、宗教は一つのまとまった学問になる」というのを、アメリカにいたころ耳にしました。

本書にちりばめられたメッセージを実践していくと、心が強く安定し、またそれによって身体的な健康も向上、維持できるということが可能になるでしょう。

本書に触れることで、アメリカで聞いた千年後の学問のあり方を垣間見たような気になりました。

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