子育てポジティブ アテンション
更新日:2021年2月27日
子育ては気の抜けない大切な作業で、特に新米ママさんパパさんは様々なことに気を配りながら行っておられることでしょう。子供がのびのびと育ち、自信が備わるのに必要なことは何でしょうか。
重要事項は色々あるかと思いますが、中でも子供にポジティブ アテンションー心のこもった注意を向けることは忘れてはならないポイントです。
何故なら周りの人から心のこもった目を向けられる子供は、自分が他の人にとってなくてはならない存在だと認識するようになります。すると自信が生まれます。また安心感が生まれ、世の中に対してポジティブな目が養われます。これがしっかりした大人に成長し、困難を乗り越える際にとても重要です。
可愛い子供が生まれて、すでに心のこもった注意を向けていると思っているお父さんお母さんも、もう一度ポジティブ アテンションとは何か確認するのは良い事かと思います。
ポジティブ アテンションとは
ポジティブ アテンションとは子供と交流することの喜びや、あなたの暖かさが伝わるような心のこもった注意を向けるということです。具体的には下記のようなことをします。
子供の顔を見て微笑みかける
子供を気遣う気持ちが伝わるような表情を心掛ける
褒めたり励ましたりするような言葉を使う
子供が興味を持つことや上達したことに興味を向ける
新生児向けポジティブ アテンション
泣いた時には「よしよし」する
赤ちゃんが笑った時には微笑み返す
アーアーとかブーブーといったら、同じような音でこたえる
幼児 子供向けポジティブ アテンション
あなたの表情や言葉に子供がどのような反応をするか気に留める
着替えやお風呂に入る時にちょっと抱きしめたり、くすぐったりする
たとえ気にかかることや忙しいことがあっても、子供と交流する時はそれを一瞬忘れて子供に注意を向ける
笑いかけたり、子供のすることに興味をしめしたり、子供の話すことを理解しようと心掛ける。このような態度が子供に自分は価値のある存在だという認識を与える
なるべくポジティブにー常に子供のすることを正そうとし続けると、子供は自分の能力に自信が持てないようになります。正そうとする瞬間「これって重要かな」と自問して下さい。
ポジティブ アテンションのない家庭に育つと
ある教育熱心なご家庭のお子さんは優秀な成績で高校を卒業し、有名大学に進学しました。しかし地方の実家から東京に出て独り暮らしをはじめてみると、様々なことに対して毎日とてつもなく不安で、結局大学を中退し実家に引きこもるようになってしまいました。
よく話を聞いてみると、お母さんが教育熱心なあまり常に厳しい表情で、小さいころからお子さんを褒めることも認めることもほとんどなかったことが分かりました。またお父さんは仕事が忙しくほとんど家にいませんでした。長年にわたるお母さんとのこのような交流とお父さんの不在から、お子さんの中で自信が育つ機会がありませんでした。
ポジティブ アテンションが難しい時は
常にポジティブを目指すのは、ちょっと非現実的です。お母さんお父さんはただでさえストレスを感じています。あまり目標を高く掲げる必要はありません。両親がポジティブ・アテンションを心掛けていることが、子供さんに伝わります。
下記を参考にしました
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