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​小さなミラクル通信

守秘義務尊重のため内容は著者の経験に基づいた創作です

  • 執筆者の写真王丸典子

子供の幸せ:自己有用感をはぐくむ



心の健康を保ちながら生きるためには、自分の存在を認めること(自己肯定感)がとても大事です。

自己肯定感は、自分を信じることや、難しいことに挑戦する時、また重要なことを決定する時になくてはならないものです。

また、社会の中で自分の価値が認められていると感じる(自己有用感)ことも、有意義な人生を生きる上で欠かせません。

一説によると、自己有用感を持つことは自己肯定感を持つ以上に大切だそうです。


自己有用感とは

自己肯定感に比べて、自己有用感という言葉は耳慣れないかもしれません。

文部科学省、国立教育政策研究所は自己有用感を、

「人の役に立った、人から感謝された、人から認められたと感じる自己有用感は、自分と他者(集団や社会)との関係を自他ともに肯定的に受け入れられることで生まれる、自己に対する肯定的な評価」と説明しています。

自己肯定感や自己有用感は、育つ過程で受けた親の子育てや、周りの人達との交流を通して、その土台が出来上がります。


親の見守りで自己肯定感や自己有用感が備わる

親が子供の意思や希望を尊重して、子供に選択の余地を与えることを通して、子供は何かに挑戦する経験を持つことができます。

挑戦を見守ってくれる親の存在は、子供が心を開いて難しいことに挑戦するために一番大切なものです。

励ましてくれたり共感してくれる親の存在によって、子供は難しいことを工夫しながら、ゴールに到達する力をつけることができるのです。

すると失敗したり試行錯誤の末、結果を出すことを通して自己肯定感が身についていきます。また自分の失敗を受け入れることもできるようになります。

このような経験を通して自信が持てるようになり、自分が社会の中で役に立つ存在であるとの意識も育っていきます。


有意義な人生を送るには個の確立が不可欠

子供が絶対に失敗しないようにと、必要以上に手を差し伸べることを愛情と思っている親がいます。

しかし子供は失敗や試行錯誤を通して「個」を確立していきます。「自己の確立」とは自分で考え行動し、そしてその行為に対して責任が持てるという意味です。

子供時代、特に思春期に様々な挑戦や失敗の経験を通して、自分で考え行動する力をつけることができるのです。

すると成長して大人となった時に、様々な困難を乗り越えることが可能になります。また自分は社会や家庭生活の中で役に立つ存在であると認識できるようになります。 ★子供の自己有用感は親が励まし共感することで育つ

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