​小さなミラクル通信

守秘義務尊重のため内容は著者の経験に基づいた創作です

ボーっとするベネフィット


私は子供の頃から「ボーっとする」ことが大好きです。


幼児の頃、座敷に置かれていた大きなラジオから童話が流れてきて、その情景を想像しながらボーっとするのは至福の時でした。


テレビがお茶の間に登場する前の大昔のお話です。


もう少し成長してからは通学や通勤電車で本を読みながら、時々車窓の風景をボーっと眺めることから何とも言えない満足感を覚えました。


自分でもなんでこんなにボーっとすることが好きなのかよくわかりません。


しかしこんな私でも、最近はスマホやラップトップに押されて、全然ボーっとしなくなっていることに気づきました。


科学研究による「ボーっとする」ベネフィット

英語では mind-wandering (マインド・ワンダリング) とか daydreaming (デイドリーミング) と呼ばれている「ボーっと」することのベネフィットはいろいろあるようです。


私も最近よくやるのですが、現代人は休憩時にスマホを触ります。


ところが休憩時のスマホ操作は、私たちの脳を常に「オン」の状態にしているようなものだそうです。


科学研究によると、仕事の能率を上げたりクリエーティブな力を発揮するためには、脳を時々「オフ」の状態にすることが必要です。


それがボーっとすることなのですが、実はこれは完全に「無」の状態ではなく、この間に脳は無意識に様々な情報の整理やプランニングを行います。


またボーっとすることにより、衝動的な行為や決定を先送りする機会が与えられるので、長期的な視点からするとより良い判断を下すことを可能にします。


潜在意識にアクセス

潜在意識は知恵の宝庫と言われています。


潜在意識の中にある知恵の宝庫へのアクセスを可能にするのが、定期的な瞑想というのは良く知られています。


そしてもう一つアクセスを可能にする方法が、時々ボーっとすることです。



なんとなくボンヤリしているときに、懸案事項に関する答えがポンと浮かんだという経験はありませんか。


有能なビジネスマンは、ある時移動中の車内でボーっとしていると、ビジネス戦略に関する妙案がしばしば浮かぶことに気づきました。


そう気づいてから、意識的に移動中はボーっとすることを心がけたそうです。


私もこう書きながら、ボーっとすることをまた心がけようと思いました。 参考資料

https://hbr.org/2015/06/zoning-out-can-make-you-more-productive




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プロフィール

米国・カリフォルニア・スクール・オブ・プロフェッショナル・サイコロジーで、心理学修士号及び心理学博士号取得。カリフォルニア州公認サイコロジスト。アメリカ心理学会正会員。アメリカ軍契約サイコロジスト。

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