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​小さなミラクル通信

守秘義務尊重のため内容は著者の経験に基づいた創作です

執筆者の写真王丸典子

コロナウィルスより「心配」に心身が負けそうなあなたに


非常事態宣言が出てから約ひと月が経ちました。


三密を避けるための外出規制やテレワークなど、6か月前には想像もしなかったような生活を、国民皆が強いられています。


これまでも各地で地震や災害など、人々の生活を脅かすことは多々ありましたが、今のようにすべての国民が一様に影響を受けるような事態は、昭和の戦争以来初めてではないでしょうか。


このように大きなことが起きると、人の意識は少なからず影響を受けます。


意識の向く先が大きくなる


人の意識というのは不思議なものですね。


いまだにその全貌は科学的解明がなされていませんが、一つ確かなことはあることに意識を向け続けると、その事柄はどんどん拡大していくということです。


例えば写真のハーブに意識が向くとします。すると、

「お花が可愛いな」

「これを使って美味しい料理を作ろうかしら」

などと頭に浮かんできます。


するとなんだか少し幸せな気持ちになったり、料理を食べている時の満足感などを思いだしたりします。


反対に何か心配事があって、そのことに意識が向き続けると心が心配でいっぱいになっていきます。


心配しすぎは傷口を触り続けるのと同じ

心配ごとがあるとどうしてもそのことに意識が向き続けます。


しかしよくクライアントさんが口にされるのが、

「心配すればするほど、もっと心配になってしまって」という言葉です。


まさしくその通りです。


「心配だ心配だ」と心配することだけにエネルギーを注ぎすぎると、その気持ちはますます大きくなります。


すると心配のもとを解決したくても気持ちが疲弊し、いざという時に力が発揮できません。


これはまるで擦り傷ができたときに、気にするのと似ているように思います。


何度も消毒したり、ばんそうこうを張ったりはがしたり、かさぶたを触ってみたりして、ますます傷を深めてしまうことありませんか。


心配で心が疲弊しないようにするには

心の疲弊を避けるのに必要なことは、意識的にこまめな気分転換をすることです。

例えば、

  • 楽器の演奏

  • 音楽を聴く

  • 散歩やジョギング

  • ヨガやストレッチ

  • 10分間呼吸法

  • 歌を1曲歌う

  • 手先を使う作業

などを10分から30分程度してみます。


すぐにできることで、あまり負担にならず、あとで少し気持ちの立ち直りを感じられるものを選んでください。


これを心が煮詰まりそうになった時、こまめに行います。


心配事に心が覆われている時には、そんなことをしている暇はないと思う人もいるでしょう。


しかしながら、こまめな心のケアが解決策を導きだしたり、クリエイティビティ―を引き出すことに繋がります。

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