​小さなミラクル通信

守秘義務尊重のため内容は著者の経験に基づいた創作です

「決めつけ言葉」に気をつけて

最終更新: 2月25日


カウンセリング相談に見える喧嘩が絶えないというカップルの多くが、話し合いをしているつもりが、何が理由か良く分からないけれど、最後は喧嘩になってしまうと言います。そんなカップルの多くが「決めつけ言葉」を頻繁に使っているのです。

「決めつけ言葉」とは、絶対に、まったく、いつも、必ず、全然などで、下の例のように使われます。

「あなたには絶対に無理よね」

「そんな態度じゃ、まったく 具体的に将来の計画なんて立てられないよね」

「君はなぜいつも臨機応変に対応できないんだ」

「毎回必ず言われなきゃ、自分から家事を手伝おうとしないじゃない」

「あなたを見てると、全然信用できないわ」

このような「決めつけ言葉」を使うことで、話し合いはほぼ100%喧嘩に発展します。そうなると問題解決の方向性を見出すことは不可能で、言わば不毛の話し合いを繰り返しているといえます。

言われる側の気持ち

一説によると男性より女性の方が「決めつけ言葉」を使う傾向にあると言われています。

しかし私のカウンセリング経験からすると、男性にもこのような表現を使う人は多いのです。

次の例は家事の分担について話し合いをしようとするカップル間の会話です。

話し合いはいつものごとく白熱し、妻は「だってあなたは毎回必ず言われなきゃ、自分から家事を手伝おうとしないじゃない」という言葉を夫にぶつけます。

すると夫は「毎回必ずは正しくないじゃないか。昨日も言われないうちに食器を洗ったし、今朝もいつも通りゴミ出ししただろ」と憤然とします。

共働きの夫婦がスムーズに家事を分担するための話し合いのはずが、「妻の主張は正しくない」という点に夫は強いわだかまりを感じ、腹立ちはおさまりません。


言う側の気持ち

一方「決めつけ言葉」を使ってしまった妻も八方ふさがりな気持ちでいます。

日ごろから自分にかかる家事の比重が大きく、夫が残業の日は夫の分担もしばしばこなさなくてはなりません。

日ごろの鬱憤が溜まっているところに、夫がソファに横になってお笑い番組に大笑いしている様子をみて、導火線に火がついてしまいました。

こうなると夫はもはや「スムーズな家事を一緒にこなすパートナー」ではなく、自分を辛い気持ちにさせる加害者です。

不毛な喧嘩を招く「決めつけ言葉」をさけましょう


妻のいら立ちも夫の立腹も理解できます。しかし「決めつけ言葉」を使うことで、良いことは何もありません。なぜならそれは相手の人格を否定する表現だからです。

論点は「スムーズな家事分担」ですから、相手の人格を否定するようなメッセージを繰り返すことで、解決を導き出すことは不可能です。

二人がこれを理解し受け止めると、次第に「決めつけ言葉」は減っていきます。

話し合いの時には、論点が何であるかをお互いにクリアーにして、人格否定から不毛の喧嘩を繰り返すのを終わりにしましょう。

★「決めつけ言葉」は相手の人格を否定する言葉。不毛の喧嘩を繰り返しても問題は解決しない








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プロフィール

米国・カリフォルニア・スクール・オブ・プロフェッショナル・サイコロジーで、心理学修士号及び心理学博士号取得。カリフォルニア州公認サイコロジスト。アメリカ心理学会正会員。アメリカ軍契約サイコロジスト。

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