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​小さなミラクル通信

守秘義務尊重のため内容は著者の経験に基づいた創作です

  • 執筆者の写真王丸典子

抑うつから解放される初めの一歩

更新日:2021年2月26日



私自身も若い頃に経験がありますが、抑うつ感が続くのはとても辛いことですね。


うつ病の原因は複雑で、生まれつきの素因や個人の性格、そして周りの環境などが考えられます。しかし原因を「これ」と断定することが難しく、そのすべての要因が複雑に絡み合って発症することもしばしばです。


そしてうつ病は「室内にとどまる病気」と呼ばれるように、抑うつ感が続くと外に出ていきたくなくなり、体を動かすことがとてもおっくうになります。


また抑うつ感があるから動きたくなくなるのか、動かないから抑うつ感が増すのかは判断の難しいところです。しかしこの堂々巡りのサイクルに入ると脱出するのが困難で、したがって辛い思いが継続するケースも少なくありません。


アメリカでは長年に渡り、抑うつ感軽減に運動が効果的であると提唱されています。しかしうつ病患者の「室内にとどまる」特徴から「良いと分かっていても体を動かすのがおっくうで」と、いう人も多いのが現状です。


週1に軽く体を動かすだけでも抑うつ感の改善とうつ病防止につながる


抑うつ感が継続し苦しい思いをしている人が、「運動」と聞くとどのようなイメージを持つでしょうか。もしかしたら週3回のジム通いやヨガ、パワー・ウォーキングなど、ある程度激しい運動を想像するかもしれません。


しかし2018年に発表された精神医学研究レポートが興味深いことを報告しています。これは11年間にわたり3万4千人の被験者を対象に、運動がうつ病にどのような変化をもたらすかを調べたものです。


そのレポートは、週に1度軽く体を動かすだけでも被験者の精神衛生が保たれ、うつ病予防につながったと述べています。


いまあなたが何とか抑うつ感から脱出したいと思うのなら、ほんの少し体を動かすことから始めてみましょう。


スタートは「ベランダか庭に出て伸びを3回する」というのはどうでしょう。


それが抑うつ感から解放される最初の一歩となるかもしれません。


★抑うつ感から解放される初めの一歩。外に出て伸びを3回してみましょう


参考文献

Harvey, S. B., Øverland S., et al. "Exercise and the prevention of depression: Results of the HUNT cohort study." American Journal of Psychiatry 175. 1 (2018): 28-36.

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