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​小さなミラクル通信

守秘義務尊重のため内容は著者の経験に基づいた創作です

  • 執筆者の写真王丸典子

アメリカ生活:ビックリ事件

更新日:2021年2月26日


アメリカで生活をしていると、日本の常識では想像もつかないようなことが、時々起こりました。


今思い出すと笑い話にできるような事でも、当時は一大事!


中でも銀行口座からお金が無くなった時と、一時的にトンでもない金額が入金された時のことは、今も思い出して笑っています。


預けたお金が消えた (*_*;

ある時日本に一時帰国した際、貯金をドルに換えて持ち返りました。


金額は3000ドル。当時の換算レートにすると日本円で45万円位でしょうか。ワイヤートランスファー(電信送金)をするほどでもないと思ったのが間違いでした。


現金を自分の口座のあるセキュリティー・パシフィック銀行の窓口で入金し、レシートを受け取りました。


ところがその後届いた毎月の明細表に、その入金は全く記載されていなかったのです。


まだネットバンキングなどない時代です。銀行に行って話を聞く以外ありません。


そこから銀行との数か月に渡るバトルが始まりましたが、行員の態度の悪いことといったらお話になりません。


「日本だったら、支店長が菓子折り持って飛んで来そうなのにね」と友人に言われながら、お金が戻るまで何度銀行に通ったことか。


後でわかったことですが、この銀行LAのダウンタウンにこんなに立派な高層ビルを保有していた大手ですが、経営がガタガタだったようです。


そして3000ドル事件のすぐ後にバンク・オブ・アメリカに買われました。


私の3000ドルはどこに行ったと思います?


窓口の男性行員が盗んだんですよ。


そして盗んだ数日後に銀行を退職していたのです。


今思い返しても、開いた口がふさがりません。


預金額が $100,000 多い!

今度は預金額がビックリするほど増えていた時のお話です。


ある晩PCで自分の口座を見ていたその瞬間、なんと突然 $100,000 が入金されたのです。これは日本円だと当時1200万円ほどです。


ところが通常あるはずの、入金元の情報がありません。


ビックリ仰天とは、このことです。


大騒ぎして家族にも見てもらいましたが、ここが小市民のマインドでしょうか。

「きっと何かの間違いだろうから」と、言いながらその日は寝てしまいました。


そして翌日また口座をのぞくと、入金の記録は跡形もなく消えていました。


「でも、確かに見たよね」と夫と言いながら、キツネにつままれたような....


あの瞬間に別の口座にネット送金していたら、どうだったのかしら。


いまだに邪念が浮かびます。


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